ブレゲの新作情報1 (BASEL WORLD 2009) 投稿日2009.04.20
写真1
写真2
写真3
今年発表のNEWモデル速報をお伝え致します。
まず、最初のモデル。(写真1)
こちらは、「5967」というモデルです。
直径41mm、手巻きのフレデリックピゲ製ムーブメントを搭載した大変美しいモデルです。
このモデルは、190万円ほどで秋頃リリース予定です。
サファイヤケースバック越し眺めるムーブメントの地板には美しいペラルーシュ装飾が施されています。
スイスのエッセンスをタップリ感じて頂けるポケットウォッチ的なブリッジも大変魅力的です。
写真2は「7337」というモデルです。
お気付きの方もいらっしゃると思いますが、3337に似ていますね。
このモデルも3337生産修了と共にリリースされました。
自動巻ながら非常に薄型のキャリバー502を採用しております。
3337にオフセットのスモールセコンドを追加して、さらにバランス良く、そして美しくなりました。
直径は39mm。
本体価格はイエローゴールドで385万円、ホワイトゴールドで395万円の予定です。
写真3は「7027トラディション」のNEWバリエーションです。
これまでのクラシックな雰囲気を一新したブラックギヨシェ文字盤。
ガルバニック加工のブラックムーブメントも登場しました。
近未来的なエッセンスを加えたNEWトラディションは、今年のブレゲにおいてもっとも注目されているモデルといえます。。
ホワイトゴールドケースにブラック文字盤+ブラックムーブメントのこのモデルは、軸受けに使用されているルビーのレッドが際だちます。
これまでクラシック路線一筋のブレゲが新しいチャレンジを試みたモデルになると言えます。
本体価格は、ローズゴールドモデル265万円。ホワイトゴールドモデル269万円の予定です。
ブレゲのシリアルNo.の法則 投稿日2009.03.08
ブレゲの時計をお持ちの方は、ご自身の時計をご覧になって下さい。
文字盤やケースの裏側に3桁か4桁の数字でNo.が入っていることにお気付きになると思います。
左の写真であれば「2775」がそれにあたります。
このシリアルナンバーは、実はある法則をもとに割り振られています。
(※TypeXXやXXIシリーズや一部のモデルは別の番号体系が存在しますのであてはまりません)
1775年に創業した「breguet社」。
その創業者である「アブラアン-ルイ・ブレゲ」は生涯に5,200個の時計を製作したと伝えられています。
ブレゲの時計には、アブラアン-ルイ・ブレゲの偉大な功績に敬意を表して、No.1~No.5200のシリアルナンバーがつけられています。
ここで、「???!」
疑問に感じた方、そのとおりです!
ブレゲ社は現在、年間に約12,000本の時計を生産しています。
No.1~No.5200のシリアルナンバーでは、到底追いつきませんね。
そこで、ブレゲの時計にはシリアルナンバーにアルファベットを組み合わせることで固有の番号としているのです。
このアルファベットと組み合わせたNo.は裏蓋に刻印されています。
2枚目の写真をご覧下さい。
「2561 AD」と刻印されているのが完全なシリアルナンバーです。
文字盤には数字のみ、裏側には数字+アルファベットが記されているわけです。
私たちが一般に購入できるブレゲのシリアルナンバーは201~5200までです。
実は、1~200までのNo.は一部の特別なモデルや限定モデルのために存在しています。
ですから・・・
201A~5200A → 201B~5200B → 201C~・・・・・5200Z
次は、
201AA~5200AA → 201AB~5200AB → 201AC~・・・・・5200ZZ
と、こんな具合にシリアルナンバーは続いています。
時計にシリアルナンバーが与えられるのは、製作される最初の段階です。
例えば、
トゥールビヨンのような製作期間の長いものに3000というシリアルナンバーが与えられて、シンプルで比較的製作期間が短いものに3001というシリアルナンバーが与えられたとします。
そうすると、シリアルナンバーが1つしか違わないとしても、出荷時期は大きくずれる訳です。
(店頭で並んでいるシリアルナンバーだけでは、単純に製造時期を判別できるものではありません。)
ブレゲの時計を所有している皆さまは、ご自身の時計と同じナンバーが入った時計を所有していた貴族や王族が18世紀から19世紀にかけて存在していたということになります。
これってブレゲを所有するものに与えられた喜びのひとつだと思いませんか?